編み物
2011年 01月 08日
不器用な私には難しいですが、編み物を始めました。実は、自分の活動に編み物を取り入れようと思い始めました。私の活動している青年の家の隣に女性の家があります。しかし、女性自身の活動はほとんど見られません。難しいかもしれませんが、女性や女の子の趣味の一つ、あるいは生活向上の一助となればと考えています。
本当は第一号の作品がきちんとできてから編み物のことを書くつもりでした。皆さんを少し驚かせたくて。でも、編み物をしながら思ったことがありました。
それは祖母のことです。編んでくれたセーターはまだ実家に残っているかな。中学生か高校生の時、すべて白い糸で編まれた少し自分には大きいセーターをもらったんです。でも、あまり着る機会がなく時間が過ぎてしまったんですよね。あの頃の自分には祖母の思いを想像できませんでした。そして、今の自分にも想像できないくらいの思いがあのセーターには詰まっていたのかとも思います。今は簡単な編みしかできないけれど、実際にやってみて初めて気付いたんです。編むという行為にはたくさんの思いを込められるんだなということに。
モロッコでまさか編み物を始めるとは想像もしていませんでした。リッサニに来てふとやってみようと思った編み物。今更ですが、実際にやってみて大切なことに気付いた気がします。現在29歳。もうすぐ30歳。14、5年前の祖母の気持ちを少し理解できました。私は書道をやっています。個展もやりました。編み物と書道は自分の作るものに思いを託すことができるという点では似ているかもしれませんが、全く違うものだと感じています。もし、活動で編み物を始めることが出来たら、思いを編むということを伝えたいなと思っています。最初の作品が出来たら改めて報告します。
七草粥食べましたか?七草粥を食べることはできませんが、私はリッサニでいつもお世話になっている家庭でおかゆみたいなものを最近食べています。風邪をひいて以来、気を遣っていつも作って食べさせてもらっています。今年一年、お互い健康に過ごせるといいですね。
by footstep7-7
| 2011-01-08 22:38
| 4ヶ月目