国民投票
2011年 07月 11日
少し話が遡りますが、7月1日はモロッコで国民投票がありました。
国王の権限を一部縮小する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われました。2月以降、中東での政変に触発された民主化デモがモロッコで続いていることに危機感を抱いた国王モハメド6世が提案したそうです。
結果、98%の賛成多数で可決。現在は国王による任命制の首相が、議会で多数派の党から選出されるシステムに変更され、また国王を「神聖」とする記述も削除されました。
他にも、憲法改正案は女性の権利の拡大や、一部の地域で古くから話されているベルベル語をアラビア語とならぶ公用語とすることも定められました。モロッコでベルベル語に公的な地位が認められたのは初めてだそうです。
投票日の前、青年の家に白いTシャツと帽子が送られてきました。投票前の3日間、それらを身に付けて街中を自転車で青年を走らせなさいとのお達し。私は、青年たちがきちんと投票のPRをしながら走ったかのかを報告するための写真を撮るために一緒に街中を自転車で走りました。
一緒に自転車を走らせた青年達。いやいやながらに、自転車に乗っていたかというとそうでもありません。現在の国王は大変評判がよく、自転車に乗りながらいろいろ私に話を聞かせてくれました。
青年の家が投票所になっていたので投票の様子を見ましたが、日本でいう選挙管理委員のような人がいる目の前で投票者が投票します。投票する人が、YESなのかNOなのかを見られながら投票していました。
投票の仕方に問題はありますが、この国の王様は国を良い方向に変えていこうとする考えが見えるのがいいですね。憲法改正は、モロッコの未来を大きく変える出来事でしょう。
日本でもこのような大きな決断がなされ、良い方向に向かうといいのですが・・・。
国王の権限を一部縮小する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われました。2月以降、中東での政変に触発された民主化デモがモロッコで続いていることに危機感を抱いた国王モハメド6世が提案したそうです。
結果、98%の賛成多数で可決。現在は国王による任命制の首相が、議会で多数派の党から選出されるシステムに変更され、また国王を「神聖」とする記述も削除されました。
他にも、憲法改正案は女性の権利の拡大や、一部の地域で古くから話されているベルベル語をアラビア語とならぶ公用語とすることも定められました。モロッコでベルベル語に公的な地位が認められたのは初めてだそうです。
投票日の前、青年の家に白いTシャツと帽子が送られてきました。投票前の3日間、それらを身に付けて街中を自転車で青年を走らせなさいとのお達し。私は、青年たちがきちんと投票のPRをしながら走ったかのかを報告するための写真を撮るために一緒に街中を自転車で走りました。
一緒に自転車を走らせた青年達。いやいやながらに、自転車に乗っていたかというとそうでもありません。現在の国王は大変評判がよく、自転車に乗りながらいろいろ私に話を聞かせてくれました。
青年の家が投票所になっていたので投票の様子を見ましたが、日本でいう選挙管理委員のような人がいる目の前で投票者が投票します。投票する人が、YESなのかNOなのかを見られながら投票していました。
投票の仕方に問題はありますが、この国の王様は国を良い方向に変えていこうとする考えが見えるのがいいですね。憲法改正は、モロッコの未来を大きく変える出来事でしょう。
日本でもこのような大きな決断がなされ、良い方向に向かうといいのですが・・・。
by footstep7-7
| 2011-07-11 16:35
| 10ヶ月目